オンアクセス スキャンのトリガーは、オンアクセス ポリシーによってアイテムが検出されるかどうかを決めるため、ゲートウェイか、または電子メール メッセージがアクセスを受けるたびに行われます。オンアクセス スキャンは、リアルタイム スキャンとも呼ばれます。
各スキャンには、MSME のインストール先の Exchange サーバーの役割に基づいた独自の利点があります。 以下の表を参照すると、スキャンの種類、その機能、および各スキャンの適用可能タイミングが分かります。
Exchange Server の役割 |
適用可能なポリシー |
スキャンの種類 |
説明 |
エッジ トランスポートまたはハブ トランスポート |
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オンアクセス トランスポート スキャン |
メールボックス サーバーによって受信される前に脅威がないかスキャンされます。 これを有効にすると、MSME ではユーザーの組織周辺にある脅威が検出されるため、メールボックス サーバーの負荷が軽減されます。 |
メールボックス |
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オンアクセス VSAPI スキャン |
Outlook などの電子メール クライアントを使用してユーザーがアクセスする場合に脅威がないかスキャンされます。 |
プロアクティブ スキャン |
電子メールが Microsoft Exchange Information Store に書き込まれる前に脅威がないかスキャンされます。 |
送信トレイのスキャン |
現在送信トレイ フォルダーにある電子メールに脅威がないかスキャンされます。 |
バックグラウンド スキャン |
優先順位が低いスキャンで、すべての Exchange データベースで脅威がないかバックグラウンドでスキャンされます。 |
[全般] セクションで、スキャンにエラーが発生したときに実行するアクションを定義します。
スキャン エラーが起こる理由はさまざまです。
• | [一般的なエラー] - スキャナーが特定のファイルをスキャンできません。 |
• | [製品エラー] - DAT またはエンジンが無効またはスパム ルールが正しくないいため、スキャンに失敗しています。 |
理由の一部には、以下の技術的な問題が原因の場合があります。
• | スキャン タイムアウト | • | DAT 問題 |
• | スキャン エンジンがロードに失敗した | • | 不適切な形式の電子メール |
例えば、レジストリと実際の場所(\bin\DATs)で DAT の不一致が見られる場合は、スキャン エラーが発生します。
スキャン エラーが発生した場合、 の順に移動して指定した設定に基づいて、アクションがトリガーされます。
オプションの定義
オプション |
定義 |
[一般的なスキャンが失敗した場合]
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• | [通過を許可] - スキャン エラー発生時に、目的の受信者への電子メール メッセージの通過が許可されます。 |
• | [削除]-スキャン エラー発生時に、電子メール メッセージが削除されます。 |
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[製品スキャンが失敗した場合]
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• | [通過を許可] - スキャン エラー発生時に、目的の受信者への電子メール メッセージの通過が許可されます。 |
• | [削除]-スキャン エラー発生時に、電子メール メッセージが削除されます。 |
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| McAfee では、万一スキャン エラーが発生した場合に正規の電子メールが隔離されないように、このオプションは常に [通過を許可] に設定することをお勧めします。 デフォルトでは、このオプションは [通過を許可] に設定されているため、スキャン エラー時にも電子メールは消失しません。 |
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[オンアクセスの設定] ページには、以下に示す他のカテゴリがあります。
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[Microsoft ウイルス スキャン API (VSAPI)]
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• |
[バックグラウンド スキャンの設定]
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• |
[トランスポート スキャン設定]
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[トランスポート スキャン設定] で、定義したサイズのメールをスキャンから除外できます。 有効にした場合、除外されるファイルのデフォルト サイズは 4 MB です。
| スキャンの種類の詳細については、McAfee KnowledgeBase の記事 KB51129 を参照してください。 |