McAfee Security for Microsoft Exchange 8.6.0

スパム対策設定の構成

スパム電子メール メッセージを検出して必要なアクションを実行するため、ポリシー内の設定を構成します。

タスク
1 [ポリシー マネージャー] で、[スパム対策] スキャナーが含まれるサブメニュー アイテム [ゲートウェイ] を選択します。
サブメニュー アイテムのポリシー ページが表示されます。
2 [マスター ポリシー] または構成する任意のサブポリシーをクリックし、[全スキャナー一覧] タブをクリックします。
3 [スパム対策] をクリックします。
4 [アクティブ化] で、[有効にする] を選択し、選択したサブメニュー項目のスパム対策スキャナ設定をアクティブにします。
サブポリシーの設定を構成する場合、[Use configuration from parent policy(親ポリシーからの設定を使用)] を選択すると親ポリシーから設定を継承できます。
新しいスキャナーをポリシーに追加する場合、[What time would you like this to apply(いつこの設定を適用しますか)] ドロップダウン リストでスキャナーを有効化する時間のタイム スロットを指定できます。
5 [オプション] ドロップダウン リストで、既存のスキャナー設定または [<新しいオプション セットの作成>] を選択します。
[スパム対策設定] ページが表示されます。
6 [インスタンス名] で、スパム対策スキャナ設定インスタンスの一意の名前を指定します。このフィールドは必須です。
7 [オプション] タブで [スコア] の以下のフィールドに値を入力します。
[高スコアしきい値] — 総合スパム スコアが 15 以上の場合。
[中程度のスコアのしきい値]-総合スパム スコアが 10 ~ 15 の場合。
[低いスコアのしきい値]-総合スパム スコアが 5 ~ 10 の場合。
スパム スコアのデフォルト値を使用するには、[デフォルトを使用する] オプションを選択します。これらのデフォルト設定は、高いスパム検出率と低い誤検知率との間でバランスを保つように入念に最適化されています。万一これらの設定を変更する必要がある場合は、テクニカル サポートからの技術通知を参照できます。
8 [レポート] で、[スパム レポートしきい値] ドロップダウン リストから、[高][中][低]、または [カスタム] を選択して電子メール メッセージをスパムとしてマークする時点を指定します。
9 [カスタム スコア] では、電子メール メッセージをスパムとしてマークする特定のスパム スコアを入力します。このフィールドが有効になるのは、[スパム レポートしきい値] ドロップダウン リストから [カスタム] オプションを選択した場合に限られます。
10 [スパム メッセージの件名にプレフィックスを追加する] オプションを必要に応じて選択または選択解除します。
11 [スパム スコア指標の追加] ドロップダウン リストから、以下のいずれかを選択します。
[なし] — 電子メール メッセージのインターネット ヘッダーにスパム スコア指標を追加しません。 [非スパム メッセージのみ] — スパムでない電子メール メッセージのインターネット ヘッダーにのみスパム スコア指標を追加します。
[スパム メッセージのみ] — スパムである電子メール メッセージのインターネット ヘッダーにのみスパム スコア指標を追加します。 [すべてのメッセージ] — すべての電子メール メッセージのインターネット ヘッダーにスパム スコア指標を追加します。
スパム スコア指標は、スパム レポートで使用される記号で、電子メール メッセージのインターネット ヘッダーに付加され、電子メール メッセージに含まれているスパムの度合いを示します。
12 [スパム レポートの添付] ドロップダウン リストから、以下のいずれかを選択します。
[なし] — 電子メール メッセージにスパム スコア指標を表示しません。 [非スパム メッセージのみ] — スパムでない電子メール メッセージにのみスパム レポートを追加します。
[スパム メッセージのみ] — スパムである電子メール メッセージにのみスパム レポートを追加します。 [すべてのメッセージ] — すべての電子メール メッセージにスパム レポートを追加します。
13 [詳細レポート] を選択または選択解除して、詳細レポートが必要かどうかを指定します。詳細レポートには、トリガーされたスパム対策ルールの名前および説明が含まれます。
[スパム レポートの添付][なし] を選択すると、[詳細レポート] が無効になります。
14 [詳細] タブでは、以下のオプションを使用します。
[スキャンする最大メッセージ サイズ(KB)]-電子メールのスキャン可能な最大メッセージ サイズをキロバイトで指定します。通常のスパム メールのサイズは小さいのですが、サイズは 999,999,999 キロバイトまで入力できます。デフォルト値は 250 KB です。 [ヘッダー値] — 電子メール ヘッダーに別の値を指定します。
[スパム ヘッダーの最大幅 (バイト)] — スパム メールのメッセージ ヘッダーの最大サイズをバイトで指定します。指定可能な最小ヘッダー幅は 40 文字で、最大は 999 文字です。デフォルト値は 76 です。
スパム送信者は、自身で利用するための余分な情報をヘッダーに追加することがよくあります。
[ヘッダーの追加]-ヘッダーをどの電子メール メッセージにも追加しない、すべての電子メール メッセージに追加する、スパムである電子メール メッセージにのみ追加する、スパムでない電子メール メッセージにのみ追加する、のいずれかを指定します。
[レポートするルールの最大数] — スパム レポートに含めることのできるスパム対策ルールの最大数を指定します。指定可能なルールの最小値は 1 で、最大値は 999 文字です。デフォルト値は 180 です。 必要に応じて、[メールがスパムでない場合は代替ヘッダー名を使用する] オプションを選択または選択解除します。
[ヘッダー名] — 電子メール ヘッダーに別の名前を指定します。電子メール メッセージを追跡して、それらのメッセージにルールを適用する際に、この電子メール ヘッダーとそのヘッダー値 (以下を参照) を使用できます。これらのフィールドはオプションで、40 文字まで入力できます。
15 [メール リスト] タブの [ブラックリストに含まれる送信者][ホワイトリストに含まれる送信者][ブラックリストに含まれる受信者]、および [ホワイトリストに含まれる受信者] で、ブラックリストとホワイトリストに含まれている送信者と受信者の電子メール アドレスを入力します。
電子メール アドレスがブラックリストに入っている送信先や送信元の電子メール メッセージは、スパムらしき特性が含まれていない場合でもスパムとして処理されます。ホワイトリストに登録されている電子メール アドレスへ送信される、またはホワイトリストに登録されている電子メール アドレスから送信される電子メール メッセージは、スパムに似た特性を含んでいても、スパムとして処理されません。

電子メール アドレスをリストに追加するには、[追加] をクリックします。また、アドレスが有効であるかどうかを指定するには、各アドレスの横にあるチェック ボックスをクリックします。電子メール アドレスをリストから削除するには、[すべて削除] をクリックします。同じ電子メール アドレスを複数回追加することはできません。ワイルドカード文字を使用すると、複数のアドレスを照合できます。

16 [ルール] タブで、ルール名を入力し [ルールの有効化] を選択してアクティブにします。使用可能なルールのリストを表示するには、[追加] をクリックします。
デフォルトのスパム対策設定に戻すには、[リセット] をクリックします。
17 このリストで、各ルールに対して [編集] をクリックしてルールを変更します。
18 ルールを削除するには、[削除] をクリックします。
19 [保存] をクリックしてポリシー ページに戻ります。
20 [スパムが検出された場合に実行するアクション] で、[編集] をクリックします。以下のタブでは、スパム対策スキャナーでスパムが検出された場合に実行するアクションを指定します。
[高いスコア]
[中程度のスコア]
[低いスコア]
21 [保存] をクリックして設定を適用し、ポリシー設定ページに戻ります。
22 [適用] をクリックし、対象設定をポリシーに構成します。