McAfee Security for Microsoft Exchange 8.6.0

デバッグ ログ設定の構成

デバッグ ログ レベル、ログ ファイルの最大ファイル サイズ制限、ログ ファイルの場所を指定します。 これらの設定は、製品のトラブルシューティングや McAfee テクニカル サポートにログを提供する場合に使用されます。

[デバッグ ログ] 設定の構成は、制限期間内に限り、トラブルシューティングの目的で行います。トラブルシューティング用に十分なログをキャプチャしたら、[レベル] の値を [なし] に設定します。デバッグのログ記録を無差別に使用しないでください。ハード ディスクの空き容量が不足し、サーバー全体のパフォーマンスに影響が及ぶ可能性があります。承認された担当者(McAfee テクニカル サポート エンジニア)が推奨する限られた期間だけ有効にしてください。
タスク
1 製品のユーザー インターフェースで、[設定と診断][診断] の順にクリックします。
[診断] ページが表示されます。
2 [デバッグ ログ] タブでは、以下のオプションを使用できます。
オプションの定義
オプション 定義
[レベル] デバッグ ロギングを有効/無効にして、デバッグ ログ ファイルに記録する情報のレベルを指定します。 次の項目を選択できます。
[なし]-デバッグのログを無効にします。
[低]-エラー、例外、関数の戻り値などの重要イベントをデバッグ ログ ファイルに記録します。デバッグ ログ ファイルのサイズを小さくとどめたい場合はこのレベルを選択します。
[中][低] レベルで説明したイベントと、テクニカル サポート チームに有益となる可能性がある追加情報をログに記録します。
[高]-デバッグ ログ ファイルに重要なエラー、警告、デバッグ メッセージをすべて記録します。製品によって実行されたすべての活動に関する情報が記載されます。これは、製品でサポートされるログレベルの中で最も詳細なものです。
[サイズ制限の有効化] デバッグ ログ ファイルに最大ファイル サイズを指定します。
[最大ファイル サイズの指定] デバッグ ログ ファイルの最大サイズを指定します。 1 KB から 2000 MB までの値を指定できます。
デバッグ ログ ファイルが指定ファイル サイズを超えると、循環ロギングによって古いイベントが上書きされます。最も古いログ エントリを削除すると、新しいログ エントリがファイルに追加されます。
[デバッグ ロギングの有効化] デバッグ ログ ファイルのデフォルトの場所を変更します。
このオプションを無効にすると、デバッグ ログ ファイルは <インストール フォルダー>\bin\debuglogs デフォルト ディレクトリに保存されます。
[ファイルの場所の指定] MSME によってトリガーされたイベントを保存可能なデバッグ ログ ファイルの場所のパスを指定します。 次の項目を選択できます。
[<インストール フォルダー>]MSME インストール ディレクトリ直下にデバッグ ログ ファイルを作成します。 [<Windows フォルダー>]C:\Windows ディレクトリ直下にデバッグ ログ ファイルを作成します。
[<システム ドライブ>]C:\Windows\system32 ディレクトリ直下にデバッグ ログ ファイルを作成します。 [<データ フォルダー>]C:\ProgramData\ ディレクトリ直下にデバッグ ログ ファイルを作成します。
[<プログラム ファイル>]-Windows の C:\Program Files (x86) ディレクトリ直下にデバッグ ログ ファイルを作成します。 [<フル パス>]-指定した完全パスにデバッグ ログ ファイルを保存します。
デバッグ ログ ファイルを任意の場所またはサブフォルダーに保存するには、ドロップダウン リストの横にあるフィールドでサブフォルダー名またはパスを指定します。
デバッグ ログ収集用フォルダーには、ネットワーク サービス アカウントの書き込み権限を必ず割り当ててください。
3 [適用] をクリックして、設定を保存します。
オンデマンド スキャン タスクの Exchange Web Services (EWS) ラッパー ログの生成方法については、McAfee KnowledgeBase の記事 KB82215 を参照してください。
これで、デバッグ ログ設定の構成を正常に完了したので、トラブルシューティングに使用できます。