McAfee Security for Microsoft Exchange 8.6.0

コア スキャナとフィルタ

ポリシーの作成時に適用できるスキャナーとフィルターの種類を決定します。

コア スキャナー

[ポリシー マネージャー][共有リソース] の順に移動し、以下のスキャナーの設定を表示して設定します。

スキャナー 定義
[ウイルス対策スキャナー] ウイルス、トロイの木馬、ワーム、パッカー、スパイウェア、アドウェアなどの脅威を検出するように設定を行います。
[DLP とコンプライアンス スキャナー] 60 種類の新しい [DLP とコンプライアンス ディクショナリ] の追加と共に、組織の Exchange 環境の機密ポリシーやコンプライアンス ポリシーを満たすため、[DLP とコンプライアンス ルール] を作成または構成します。
[ファイル フィルタリング] 組織の Exchange 環境ニーズを満たすため、新しいファイル フィルタリング ルールを作成します。 ファイル名、ファイル カテゴリ、またはファイル サイズに基づき以下の設定を構成します。
[メール URL レピュテーション] 不要なリンク、フィッシング詐欺リンク、マルウェアを含む URL を検出するように設定します。
[スパム対策] スパム スコア、サイズ、ルール、メーリング リストに基づき、スパムとして分類される電子メール メッセージを検出するための設定を構成します。
[フィッシング詐欺対策] フィッシング詐欺として分類される電子メール メッセージのレポート設定を構成します。

[スパム対策][フィッシング詐欺対策] オプションは、McAfee Anti-Spam アドオン コンポーネントをインストールしている場合にのみ使用できます。

フィルタ

組織の Exchange 環境ニーズに基づき、各種フィルターを有効/無効にし、検出がある場合に実行されるアクションを指定します。
一部のフィルターは有効/無効にできますが、カスタマイズした設定を構成できません。 [共有リソース][スキャナーとアラート][スキャナー][カテゴリ] の順に移動した場合、このようなフィルターはドロップダウン リストに表示されません。
フィルター 定義
[破損したコンテンツ] 破損したコンテンツとして検出される電子メール メッセージを判定するための設定を構成します。
[保護されたコンテンツ] 保護されたコンテンツとして検出される電子メール メッセージを判定するための設定を構成します。
[暗号化されたコンテンツ] 暗号化されたコンテンツとして検出される電子メール メッセージを判定するための設定を構成します。
[署名付きのコンテンツ] 署名付きのコンテンツとして検出される電子メール メッセージを判定するための設定を構成します。
[パスワードで保護されたファイル] パスワードで保護されたコンテンツを含む電子メール メッセージを判定するための設定を構成します。

必要に応じて、ファイル フィルタリング ポリシーを上書きし、パスワード保護ファイルが添付された電子メールの通過を許可できます。

詳細については、「パスワードで保護されたファイルを設定する」を参照してください。

[メール サイズ フィルタリング] メール サイズによるフィルタリング オプションを超過する電子メール メッセージを判定するための設定を作成または構成します。 全体のメール サイズ、添付ファイル サイズ、添付ファイル数に基づいて電子メール メッセージを隔離するための設定を構成します。
[スキャナー制御] 階層の深さ、展開したファイル サイズ、スキャン時間に基づいて電子メール メッセージを判定するためのコア スキャナー設定を作成または構成します。
[MIME メールの設定] MIME メッセージとして分類される脅威を検出するための設定を作成または構成します。
[HTML ファイル] コメント、URL、メタデータ、スクリプトなどの HTML 要素を含む電子メール メッセージを判定するための設定を作成または構成します。

その他

検出があった場合にエンドユーザーに送信されるアラートや免責事項といったその他の設定を構成します。

その他 定義
[アラート設定] 検出があった場合の電子メール アラートの設定を作成または構成します。 アラート電子メール形式 (HTML またはテキスト)、エンコーディング、ファイル名、ヘッダー、フッターなどの設定を構成します。
[免責事項のテキスト] 検出があった場合にエンドユーザーに送信される電子メールに表示する必要がある免責事項のテキストを作成または構成します。