McAfee Security for Microsoft Exchange 8.6.0

ファイル フィルタリング ルールの構成

新しいルールを作成し、それぞれの名前、種類、またはサイズに基づいてファイルを検出します。

開始する前に

ファイル フィルタリング ルールがトリガーされるのは、ある条件を選択したときに限られます。以下のいずれかのカテゴリに個別のルールを必ず作成してください。

ファイル名
ファイル カテゴリ
ファイル サイズ
このタスクを実行すると、3 種類全部のカテゴリの設定に関する情報が得られます。 組織の Exchange 環境要件に基づき、ファイル フィルタリング ルールのカテゴリを 1 つのみ選択し、各カテゴリに個別のルールを作成します。 1 つのルールに [ファイル名フィルタリング][ファイル カテゴリ フィルタリング][ファイル サイズ フィルタリング] などの複数の条件が含まれている場合、すべての条件を満たさないとルールはトリガーされません。
タスク
1 製品のユーザー インターフェースで [ポリシー マネージャー][共有リソース] の順にクリックします。
2 [DLP とコンプライアンス ディクショナリ] タブをクリックします。
3 [ファイル フィルタリング ルール][新規作成] をクリックします。
4 [ルール名] に一意のルール名を入力します。ルールを簡単に識別でき、その機能がわかるように、ルールにはわかりやすい名前を付けてください。例えば、FilesOver5MB や MPP ファイルのブロックなどです。
5 [アーカイブ ファイル内のアイテムを評価する] を有効にします。
アーカイブ ファイルのスキャンにファイル フィルター ルールを適用できる場合には、このオプションを選択します。 このルールを選択すると、後続のファイル フィルター ルールがアーカイブ ファイルに適用されます。
6 [ファイル フィルタリング ルール] ページでは、以下の項目を使用できます。
オプション定義 - ファイル名フィルタリング
オプション 定義
[ファイル名フィルタリングを有効にする] ファイル名でファイルをフィルタリングします。
[ファイル名が一致したらアクションを実行する] このルールをトリガーするファイルの名前を指定します。 複数のファイル名に一致するワイルドカード文字 (* または ?) を使用できます。 たとえば、任意の Microsoft PowerPoint ファイルをフィルタリングする場合、*.ppt と入力します。
[追加] [ファイル名が一致したらアクションを実行する] で指定したファイル名をファイル名フィルタリング リストに追加します。
[編集] 既存のファイル フィルタリング ルールを編集または変更します。
[削除] ファイル名をフィルター リストから削除します。
ポリシーで使用されているファイル フィルタリング ルールは削除できません。 [使用主体] 列の値が [0] でないルールは削除できません。 ポリシーからファイル フィルタリング ルールを削除してから [削除] をクリックしてください。
オプション定義-ファイル カテゴリのフィルタリング
オプション 定義
[ファイル カテゴリ フィルタリングを有効にする] ファイルの種類でファイルをフィルタリングします。
[次のファイル カテゴリのときにアクションを実行する] このルールに影響を及ぼすファイルの種類を指定します。
ファイルの種類は、カテゴリとサブカテゴリに分かれています。
[ファイル カテゴリ] ファイルの種類カテゴリを選択します。 ファイルの種類の横にアスタリスク (*) が表示され、選択したファイルの種類がフィルタリングされることを示します。
[サブカテゴリ] フィルタリングするサブカテゴリを選択します。

複数のサブカテゴリを選択するには、[Ctrl] キーを押しながら[クリック]するか、[Shift] キーを押しながら[クリック]します。

すべてのサブカテゴリを選択するには、[すべて] をクリックします。

直前の選択を取り消すには、[選択のクリア] をクリックします。

[このルールを認識不能なファイル カテゴリに拡張] カテゴリ リストとサブカテゴリ リストで指定していないファイル カテゴリとサブカテゴリにもこのルールを適用します。
制限付きファイルを含むパスワード保護 .zip ファイルの通過を許可するには、ルール リストの先頭に [パスワードで保護されたバイパス ルール] を追加する必要があります。
オプション定義-ファイル サイズのフィルタリング
オプション 定義
[ファイル サイズ フィルタリングを有効にする] ファイル サイズでファイルをフィルタリングします。
[次のファイル サイズのときにアクションを実行する] 隣接するテキスト ボックスとドロップダウン リストで値を指定し、以下を選択します。
[より大きい]-指定したサイズよりファイルが大きい場合にのみアクションを適用するように指定します。
[より小さい]-指定したサイズよりファイルが小さい場合にのみアクションを適用するように指定します。
7 [保存] をクリックして [共有リソース] ページに戻ります。
8 [適用] をクリックしてファイル フィルタリング ルールを作成します。
これで、組織の Exchange 環境の要件に適するようにファイル フィルタリング ルールを正常に作成できました。