McAfee Security for Microsoft Exchange 8.5.0

今回のリリースの新着情報

McAfee Security for Microsoft Exchange では、ご使用の Microsoft Exchange サーバーを最適に保護するための保護プロファイル機能が向上しました。

ここでは、本リリースで追加された新機能について説明します。

機能 説明
不正な URL からの保護

有効にすると、MSME はメール本文の URL をスキャンしてリンクのレピュテーション スコアを取得します。このスコアと定義済みのしきい値を比較して、設定に従ってアクションを実行します。

Exchange サーバー サポート

Microsoft Exchange Server 2013 SP1 のサポート。

匿名ログオン権限が不要に

MSME では、Exchange 受信コンテナーへの匿名ログオンが不要になりました。

検出アイテムを隔離する通信チャネルの追加

MSME では、既存の隔離方法 (ローカル データベースと RPC チャネル) 以外に、HTTP と HTTPs チャネルを使用して McAfee® Quarantine Manager (MQM) サーバーと通信が可能になりました。 これらのステートレス接続により、ソフトウェアは MQM サーバーとシームレスに通信を行います。

すべての対応ロケールの DLP ルール

すべての対応ロケールで DLP ルールを定義できます。 対応する他のロケールのディクショナリを表示して、編集できます。 対応ロケールは、中国語簡体字、フランス語、ドイツ語、日本語、スペイン語です。

オンデマンド ([MSMEODUser]) ユーザー アカウントの管理

インターフェースからオンデマンド ユーザー アカウントのパスワードを変更し、LDAP サーバーと同期できます。

サブフォルダーとパブリック フォルダーをスキャン対象外に設定可能

メールボックスのサブフォルダーとパブリック フォルダーをオンアクセス スキャン (VSAPI スキャン) の対象外に設定できます。

除外対象は、ePolicy Orchestrator でも設定できます。

IP ホワイトリスト IP レピュテーションのしきい値で拒否された既知の正規 IP アドレスをホワイトリストに登録できます。
スキャナー プロセスのモニタリングと RPC 問題の回避

プロセスを監視することで RPC 問題を検出します。この問題が発生すると、特定のサンプル ファイルのスキャンに時間がかかる場合があります。 ポリシーの設定に従って、正しいアクションが実行されます。

メール サイズ フィルタリング [オンアクセス] ポリシーと [ゲートウェイ] ポリシーで異なるメール サイズ フィルタリングを設定できます。
.zip ファイル内の制限付きファイル パスワードで保護された .exe ファイル内に存在する制限付きファイル (.zip ファイルなど) を許可またはブロックできます。
スキャン エラー シナリオ 一般的なエラーまたは製品エラーでスキャンが失敗した場合のアクションを設定できます。
プロキシ サーバー IP レピュテーション、メッセージ レピュテーション、URL レピュテーション データベースを取得するように、プロキシ サーバーを設定できます。
7-Zip アーカイブ ファイルのスキャン すべてのスキャナーとフィルターで 7-Zip ファイルのスキャンが可能になりました。
ePolicy Orchestrator FIPS (Federal Information Processing Standard) モードとの互換性

FIPS モードでインストールされた ePolicy Orchestrator に対応しています。 同じ ePolicy Orchestrator を使用して MSME を管理できます。

ePolicy Orchestrator でのオンデマンド スキャン ステータスの表示

ePolicy Orchestrator で、スケジュール スキャンのステータスを確認できます。 管理対象システムの場合、オンデマンド スキャン イベントが生成され、開始時間、終了時間、スキャンされたアイテム数、隔離されたアイテム数などの詳細が報告されます。 これらのイベントは、オンデマンド スキャンがローカル システムまたは ePolicy Orchestrator から開始した場合に生成されます。

ePolicy Orchestrator でのオンデマンド スキャン完了率の表示 ePolicy Orchestrator からスキャンを開始すると、ePolicy Orchestrator でオンデマンド スキャンの完了率を確認できます。

オンデマンド スキャンの完了率がは、[脅威イベント ログ] ページの [脅威源の URL] 列に表示されます。

ePolicy Orchestrator のスケジュール タスクによる古い DAT の完全削除 スケジュール タスクを使用して、管理対象システムから古い DAT ファイルを完全に削除できます。
マカフィー スタック アップグレード
次のコンポーネントの新しいバージョンがバンドルされています。
McAfee Agent
マカフィー コンテンツ スキャン エンジン
マカフィー スパム対策エンジン
PostgreSQL 9.3 データベース
PostgreSQL データベースにアップグレードすると、既存のデータが 9.3 対応スキーマに移行されます。 データベースのサイズによっては、更新の完了までに時間がかかる場合があります。
検出アイテムに対するアラート通知の機能拡張 アイテムごとにブロック理由を表示せずに、ブロックした理由によって検出アイテムが分類されます。
ブラウザー機能拡張
新しいブラウザーのサポート:
Microsoft Internet Explorer 8.0、9.0、10.0、11.0
Mozilla Firefox 29.x、30.x
Google Chrome 35
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