McAfee Security for Microsoft Exchange 8.6.0

MIME メール設定の構成

暗号化された MIME メッセージを識別して必要なアクションを実行するため、ポリシー内の設定を構成します。

MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)は、7 ビット ASCII 文字のみをサポートする SMTP などのプロトコルで ASCII 以外の形式の転送を可能にする通信規格です。

MIME では、非 ASCII 形式をエンコードするためのさまざまな方法が定義されています。したがって、非 ASCII 形式を、7 ビット ASCII 文字セットの文字を使用して表すことができます。

タスク
1 [ポリシー マネージャー] で、フィルターが含まれているサブメニュー アイテムを選択します。
サブメニュー アイテムのポリシー ページが表示されます。
2 [マスター ポリシー] または構成する任意のサブポリシーをクリックし、[全スキャナー一覧] タブをクリックします。
3 [MIME メールの設定] をクリックします。
新しいフィルターをポリシーに追加する場合、[What time would you like this to apply(いつこの設定を適用しますか)] ドロップダウン リストでフィルターを有効化する時間のタイム スロットを指定できます。
4 [オプション] ドロップダウン リストで、[<新しいオプション セットの作成>] を選択します。
[メール設定] ページが表示されます。
5 [インスタンス名] で、MIME 電子メール フィルタ設定インスタンスの一意の名前を入力します。このフィールドは必須です。
6 [オプション] タブで [メッセージ件名のプレフィックス] を入力します。
a [MIME メッセージでの添付ファイルの優先再エンコード] で、MIME メッセージの添付ファイルを再エンコードするときに使用する再エンコード方法を使用可能なオプションから選択します。
b [変更された件名ヘッダーの優先再エンコード] で、MIME メッセージの件名ヘッダーを再エンコードするときに使用する再エンコード方法を使用可能なオプションから選択します。
c [件名ヘッダーの再エンコードが失敗した場合] で、次のいずれかのオプションを選択します。
[エラーとして処理]-MIME メッセージはバウンスされます。
[UTF-8 に戻す]-MIME メッセージは UTF-8 にエンコードされます。
7 [詳細] タブで、電子メール メッセージのテキスト部分のエンコードに使用するエンコード方式を以下から選択します。
[引用部 - 印刷可能]。ASCII 文字を主体とした内容で、ASCII 範囲外のバイト値もいくらか含まれるようなメッセージに最適です。
[Base64]。オーバーヘッドが固定されており、非テキスト データや、ASCII テキストがそれほど多くないメッセージに最適です。
[8 ビット版]。8BIT MIME 転送 SMTP 拡張機能をサポートする SMTP サーバでの使用に最適です。
「手順 6b」を実行できるのは、[変更された件名ヘッダーの優先再エンコード] から [元のエンコード方式を使用する再エンコード] または [次の文字セットを使用する再エンコード] を選択した場合に限られます。
a 必要に応じて、[テキストが 7 ビットの場合にはエンコードしない] を選択するか、選択を解除します。 d [MIME メッセージでのヘッダー破損] で、必要なオプションを選択します。
b [デフォルトのデコード文字セット] で、MIME ヘッダーで文字セットが指定されていない場合に、デコードに使用する文字セットを選択します。 e [MIME メッセージのヘッダー内の NULL 文字] で、必要なオプションを選択します。
c [MIME 部分の最大数] — MIME メッセージに含めることができる MIME 部分の最大数を指定します。デフォルト値では、MIME 部分の数は 10,000 です。 f [MIME メッセージの Quoted-Printable 文字エンコード] で、必要なオプションを選択します。
8 [MIME タイプ] タブで、テキスト添付ファイルとして処理する MIME タイプと、バイナリ添付ファイルとして処理する MIME タイプを指定します。
[追加] をクリックしてリストに MIME タイプを追加するか、[削除] をクリックしてリストから MIME タイプを削除します。重複する入力は許されません。
9 [文字セット] タブで、[文字セット][代替] を選択し、[固定] チェック ボックスを選択解除します。次に、[追加] をクリックして、MIME メッセージで指定した文字セットに代替文字コードのマッピングを指定します。
文字マッピングを編集するには [編集] をクリックし、文字マッピングを削除するには [削除] をクリックし、文字マッピングに対して行った任意の変更を適用するには [保存] をクリックします。

[保存] オプションは、[編集] をクリックした場合にのみ使用できます。

10 [保存] をクリックします。
11 [アラートの選択] では、MIME タイプがブロックされた場合に使用するアラートを選択できます。 以下のオプションを使用できます。
[作成] — このポリシーに対して新しいアラート メッセージを作成します。
[表示/非表示] — アラート テキストを表示または非表示にします。テキストが非表示の場合、このリンクをクリックすると表示されます。テキストが表示されている場合、このリンクをクリックすると非表示になります。
12 [不完全なメッセージ アクション] で、[編集] をクリックして、MIME の一部分または外部 MIME タイプが検出されたときに実行するフィルタ アクションを指定します。
13 [保存] をクリックしてポリシー ページに戻ります。
14 [適用] をクリックし、対象設定をポリシーに構成します。