McAfee Security for Microsoft Exchange 8.6.0

組織への脅威

組織に悪影響を及ぼす可能性がある各種の脅威について説明します。

脅威の種類 説明
企業の評判 免責事項で保護していない場合、従業員による軽率または無知な意見が原因で、法的な問題が発生する場合があります。
スパム (不要な電子メール) 不要な商用メールはスパム メールやジャンク メールと同じです。多くの場合、受信者が求めていない広告が含まれています。スパムは脅威というよりは迷惑ですが、ネットワークのパフォーマンスを低下させることがあります。
容量の大きい電子メール メッセージ 容量の大きい電子メール メッセージや大量のファイルが添付されたメール メッセージは、電子メール サーバのパフォーマンスを低下させることがあります。
大量メール送信型ウイルス 他のウイルスと同様、これらのウイルスは駆除可能ですが、急速に拡散してネットワークのパフォーマンスを低下させる可能性があります。
望ましくない送信元からの電子メール メッセージ 従業員のメール アドレスを知っている、不満を持つ元従業員や悪質な個人は望ましくないメールを送信して、厄介な問題を起こす可能性があります。
電子メールの私的な使用 従業員の多くが組織外の電子メール アドレスを使用している場合、このようなメールは私用や業務に無関係である可能性が高くなります。
機密情報の消失 発表前の製品、お客様、またはパートナーに関連する機密情報を従業員が漏出する可能性があります。
中傷語句 メール メッセージや添付ファイルに、中傷的な語句が使用されている場合があります。これらは侮辱的なだけでなく、法的措置に発展する場合もあります。
娯楽用ファイルの転送 娯楽目的の容量の大きい動画ファイルや音声ファイルは、ネットワークのパフォーマンスを低下させる場合があります。
非効率的なファイル タイプ 一部のファイルは多くのメモリを使用し、転送速度を遅くする場合があります。ただし多くの場合、別のファイルを代わりに使用できます。たとえば、GIF ファイルと JPEG ファイルは、BMP ファイルよりサイズが非常に小さくなります。
サイズの大きいファイルの転送 サイズの大きいファイルの転送はネットワークのパフォーマンスを低下させます。
サービス拒否攻撃 サイズの大きいファイルが意図的に大量に送信されると、ネットワークのパフォーマンスが大幅に低下し、正規のユーザーが使用できなくなる場合があります。
サイズの大きな圧縮ファイルをスキャンする場合、MSME は次の 3 つのパラメーターを使用して DoS 攻撃かどうかを判定します。
圧縮ファイルのスキャン時間がしきい値を超えた場合。
圧縮ファイルのネスト レベルが確認された場合。 たとえば、圧縮された .zip ファイル内に他の圧縮ファイルが含まれ、圧縮ファイルの展開を連続して行った場合。
アーカイブ ファイルの展開可能サイズがしきい値を超えた場合。
ポルノ関連のテキスト 卑猥な語句を電子メールで使用してはいけません。
ウイルスやその他の不要なソフトウェア ウイルスやその他の不要なソフトウェアは、コンピュータやデータの使用を不可能にする場合があります。
破損または暗号化されたコンテンツ このようなコンテンツはスキャンできません。適切なポリシーを指定して処理する必要があります。