McAfee Security for Microsoft Exchange 8.6.0
オンデマンド スキャンとそのビュー
オンデマンド スキャナーは、好きな時や定期的に手動で開始するセキュリティ スキャナーです。各種構成を設定したり、特定のメールやメールボックスをスキャンしたりすることができます。
MSME では、定期オンデマンド スキャンを作成できます。複数のスケジュールを作成して、各スケジュールを設定された間隔または時間に自動的に実行することができます。
サーバーの負荷が低い時間帯や業務に影響を与えない時間帯に通常のスキャンが実行されるよう、スケジュールを設定することができます。
この機能を使用できるのは、メールボックスの役割を有する Exchange サーバー上に限られます。エッジ トランスポートまたはハブ トランスポートの役割しか有しない Exchange サーバーでは、オンデマンド スキャンのスケジュールを設定できません。 |
オンデマンド スキャンの実行に最適な時間帯
悪意のあるアクティビティによって組織内で停止が起こった場合には、オンデマンド スキャンの実行を強くお勧めできます。これによって、停止中に Microsoft Exchange データベースがクリーンで感染されていないことが確認されます。
McAfee では、営業時間以外にオンデマンド スキャン タスクを実行することをお勧めします。オンデマンド スキャン タスクの実行スケジュールを営業時間外に設定したものの、ピーク業務時間中にも実行が継続する場合は、スキャン中のデータベースを見直し、スキャン中のデータを変更して代替スケジュールを用いて作成する必要があります。
Exchange データベースがクリーンで、古い電子メールも最新のウイルス対策シグネチャによってスキャンされることを確実に行うため、オンデマンド スキャンは週末に実行するようにスケジュールを設定できます。管理者は、Exchange サーバー、データベース、およびメール フローの数を考慮してオンデマンド スキャンのスケジュールを設定する必要があります。営業時間前にこのタスクが必ず完了させることが目標となります。
オンデマンド スキャンを行う理由
オンデマンド スキャンを実行する理由にはさまざまなものがあります。以下に例を挙げます。
• | アップロードまたはパブリッシュされた特定ファイルをチェックする。 |
• | 新しいウイルスを検出できるように、DAT 更新の後で、Microsoft Exchange サーバ内のメッセージにウイルスがないかを確認する。 |
• | ウイルスを検出して駆除した後、コンピュータが完全にクリーンであるかどうかを確認する場合。 |