複数のスキャンが複数のサーバで同時に行われた場合、または複製イベントの実行中にスキャンが行われた場合、クラスタ サーバではドキュメント複製に矛盾が生じる場合があります。これを回避する 1 つの方法は、オンデマンド スキャンの前と後の両方においてサーバ間で複製を実行すること、および、クラスタ化されたデータベースに対して 1 つのサーバのみがオンデマンド スキャンを実行するよう指定することを徹底することです。
サーバ間で複製の矛盾が生じるリスクを低くすることができます。複数のサーバ間で複製されるデータベースに対してオンデマンド スキャンを実行する場合、稼働率が低い時にのみそれらのスキャンを実行してください。まずデータベースの単一の複製に対してオンデマンド スキャンを実行し、スキャン完了後ただちにスキャン済みのデータベースをシステム全体で複製することを推奨します。
感染したドキュメントの形式とデフォルトの形式が削除された場合、そのドキュメントを開くことができないため、オンアクセス スキャン (データベース複製中) およびオンデマンド スキャン スケジュールはそのドキュメントをスキャンできません。これが問題となるのは、ドキュメントが形式とともに提供され、その後スキャンが実行されていない時に開かれた場合だけです。