McAfee Security for Microsoft Exchange 8.6.0

オンデマンド スキャン タスクを作成する

オンデマンド スキャン タスクのスケジュールを設定し、好みの間隔でメールボックス内のウイルスや禁止されたコンテンツを検出したり削除したりします。

開始する前に

製品のインストール時に作成された [MSMEODuser] は、Active Directory から絶対に削除しないでください。メールボックスでオンデマンド スキャンを実行するためには、このユーザーが必要になります。

タスク
1 [ダッシュボード][オンデマンド スキャン] の順にクリックします。 [オンデマンド スキャン] ページが表示されます。
2 [新規スキャン] をクリックします。[スキャン実行時を選択] ページが表示されます。
3 [時間を選択] タブでスキャンの実行時間を指定します。 使用可能なオプションは次のとおりです。
[スケジュールなし]-オンデマンド スキャンの実行時刻を決めていない場合や、既存のオンデマンド スキャンのスケジュールを無効にする場合にこのオプションを選択します。
[1 回だけ]-オンデマンド スキャンを 1 回行うスケジュールの日時を指定します。
[時間] - オンデマンド スキャン タスクを 1 日に複数回実行する必要がある場合、このオプションを選択して時間単位でタスクのスケジュールを設定します。 たとえば、現在の時刻が 14 時で、以下の条件を満たすオンデマンド スキャン タスクを作成する必要があるとします。
オンデマンド スキャンを 14 時 30 分ジャストに開始する必要がある
オンデマンド スキャンを 1 日に 2 回実行する必要がある

上記のタスクを実現するには、時間に 12 を、分に 30 を指定します。

[日] - 1 週間に実行するスキャンの回数に従ってタスクのスケジュールを設定する場合に選択します。 たとえば、オンデマンド スキャンを 3 日に 1 回実行する場合には、[日]3 を指定し、タスクの開始時刻を選択します。
[週] - 1 か月に実行するスキャンの回数に従ってタスクのスケジュールを設定する場合に選択します。 たとえば、オンデマンド スキャンを 2 週間に 1 回実行する場合には、[週]2 を指定し、タスクを開始する曜日と時刻を選択します。
[月] - 1 年間に実行するスキャンの回数に従ってタスクのスケジュールを設定する場合に選択します。 たとえば、オンデマンド スキャンを毎月第 2 土曜日に実行する場合、[指定週] ドロップダウン リストから [第 2] を選択し、[指定曜日] ドロップダウン リストから [土曜日] を選択して、タスクを開始するすべての月と時刻を選択します。
指定時間を過ぎたときにオンデマンド スキャン タスクを停止するには、[次の時間を超えたらタスクを停止する]: <n> [時間] <n> [分] を有効にします。
4 [次へ] をクリックします。 [スキャン対象の選択] ページが表示されます。 使用可能なオプションは次のとおりです。
[すべてのフォルダーをスキャン]-Exchange サーバーのすべてのメールボックスをスキャンする場合はこのオプションを選択します。
[選択したフォルダーをスキャン]-Exchange サーバーの指定したメールボックスのみをスキャンする場合はこのオプションを選択します。
[選択したフォルダー以外のすべてのフォルダーをスキャン][スキャンするフォルダー] リストに追加される特定のメールボックスを除き、すべてのフォルダーをスキャンする場合はこのオプションを選択します。
Microsoft Exchange 2013 と 2016 の場合、パブリック フォルダーはメールボックスの一部として表示されます。オンデマンド スキャンは、パブリック フォルダーに再帰的に実行されます。 Microsoft Exchange 2010 の場合、オンデマンド スキャンを再帰的に実行するパブリック フォルダーをフォルダーまたはサブフォルダー レベルで選択できます。
5 [次へ] をクリックします。[スキャン設定の構成] ページが表示されます。
6 [使用するポリシー] ドロップダウン リストで、ユーザーのスキャン要件に基づいて任意のポリシー オプションを選択します。
ポリシー 説明
[デフォルト] すべてのスキャナーおよびフィルターのデフォルト設定 (ただし、以下のスキャナーを除く)。
[DLP とコンプライアンス スキャナー]
[ファイル フィルタリング]
[ウイルスの検出] ウイルス対策設定およびフィルター。 このポリシーは、データベース内のウイルス性コンテンツを簡単にチェックする手段となります。
[ウイルスの駆除] ウイルス対策設定およびフィルター。 このポリシーは、データベース内のウイルス性コンテンツを簡単に削除する手段となります。
[非対応コンテンツの検索] コンテンツ スキャン設定。 これらのポリシーは、新たに作成または割り当てられたコンテンツ スキャン ルールの効果を確認する場合に便利です。
[非対応コンテンツの削除] コンテンツ スキャン設定。 このポリシーは、新たに作成または割り当てられたコンテンツ スキャン ルールの効果を確認して、非対応コンテンツを削除する場合に便利です。
[フル スキャン] すべてのスキャナーおよびフィルターの設定。 これらのポリシーは通常、定期的なスキャンに使用されます。

設定および実行するアクションは、[ポリシー マネージャー] に表示されるオンデマンド ポリシーで指定されます。

7 複数のセッションでメールボックス データベースにオンデマンド スキャン タスクを実行するには、[再開可能なスキャン][最後の項目から再開] オプションを選択します。
すべてのメールボックスにオンデマンド スキャン タスクを実行する場合もあります。 1 つのセッションですべてのメールボックスをスキャンすると、処理時間が長くなり、システムの生産性が低下する場合があります。 1 つのセッションですべてのメールボックスをスキャンするのではなく、複数のセッションでスキャンを実行するようにスケジュールを設定できます。
8 Exchange Server では、詳細なオンデマンド スキャン タスクを実行するオプションを使用できます。 以下のフィールドを使用してスキャンを絞り込むことができます。
件名 日付の範囲
送信元 メール サイズ
宛先 添付ファイル
メッセージ ID 未読アイテム
受信者
詳細なオンデマンド スキャンを実行すると、時間の節約になることはもちろん、特定のスキャン結果を取得できます。
9 [次へ] をクリックします。[スキャン名の入力] ページが表示されます。
10 前のページで選択したポリシーに基づき、分かりやすいオンデマンド スキャン タスク名を指定します。例えば、週末にフル スキャンを実行するオンデマンド スキャン タスクを作成する場合、週末フル スキャン のようにタスク名を指定します。
11 [完了][適用] の順にクリックします。
上記の手順を実行し、オンデマンド スキャン タスクを正常に作成できました。