McAfee Security for Microsoft Exchange 8.6.0

署名付きのコンテンツ設定の構成

署名付きのコンテンツを含む電子メールを識別して必要なアクションを実行するため、ポリシー内の設定を構成します。

電子的に情報を送信すると、意図的かどうかにかかわらず、情報が変えられてしまうことがあります。この解決策として、一部の電子メール ソフトウェアでは電子署名(手書きの署名を電子形態にしたもの)が使用されます。

電子署名は送信者のメッセージに追加される情報で、送信者とメッセージ内の情報の識別と認証を行います。電子署名は暗号化され、データ固有のサマリ情報のように機能します。通常は、受信した電子メール メッセージの末尾に、文字と数字が長く羅列されます。その後、電子メール ソフトウェアが送信者のメッセージに含まれた情報を再検査して電子署名を作成します。作成した書名が元の署名と同じ場合、データは変更されていません。

電子メール メッセージにウイルスや不良コンテンツが含まれている場合や、電子メール メッセージが大き過ぎる場合、ソフトウェアによってメッセージの一部が駆除または削除される場合があります。電子メール メッセージは有効で読むこともできますが、元の電子署名は「壊れて」います。電子メール メッセージの内容は他の方法で変更されている可能性もあるため、受信者はその内容を信じることはできません。署名付きのコンテンツのポリシーによって、電子署名付きの電子メール メッセージの処理方法が指定されます。

タスク
1 [ポリシー マネージャー] で、フィルターが含まれているサブメニュー アイテムを選択します。
サブメニュー アイテムのポリシー ページが表示されます。
2 [マスター ポリシー] または構成する任意のサブポリシーをクリックし、[全スキャナー一覧] タブをクリックします。
3 [署名付きのコンテンツ] をクリックします。
新しいフィルターをポリシーに追加する場合、[What time would you like this to apply(いつこの設定を適用しますか)] ドロップダウン リストでフィルターを有効化する時間のタイム スロットを指定できます。
4 [アクション] で、[編集] をクリックして、署名付きのコンテンツが検出された場合に実行するフィルタ アクションを指定します。
5 [保存] をクリックしてポリシー ページに戻ります。
署名付きのコンテンツの設定は、署名付きのインターネット電子メールと添付ファイルに適用できます。
6 [適用] をクリックし、対象設定をポリシーに構成します。